夏の間元気だった高麗芝は徐々に成長が衰えていきます 9月になっても依然として綺麗な緑色の高麗芝ですが、涼しくなって行くにつれ成長は徐々に遅くなっていきます。週に2回程度の水やり、カリウムの多めの肥料の施肥、2週間に一度くらいの芝刈りが目安になって …
夏の間元気だった高麗芝は徐々に成長が衰えていきます
9月になっても依然として綺麗な緑色の高麗芝ですが、涼しくなって行くにつれ成長は徐々に遅くなっていきます。週に2回程度の水やり、カリウムの多めの肥料の施肥、2週間に一度くらいの芝刈りが目安になってきます。
高麗芝とは反対に、寒地型の西洋芝の場合はこれからがシーズンです。夏の暑さで弱っていた芝生も、涼しくなるにつれ元気になっていきます。
芝生を植える
高麗芝などの日本芝の場合は、9月は、春に芝生を植えるのに次いで、適している時期です。
10月になり涼しくなってしまうと、芝の根っこが十分に根付かないうちに芝生が休眠時期になってしまいよくありません。
9月は寒地型西洋芝の種まきも適しています。ただし9月の下旬を目安に種まきを行うと良いでしょう。まだ暑い時期に種まきをしてしまうと、病害虫の被害に遭いやすいからです。また、高麗芝の上から寒地型芝生の種をまくオーバーシーディングもこの時期に行います。オーバーシーディングは、一年中緑の芝生が楽しめるので芝生を愛して止まない方は、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
芝刈り
この時期の芝生は成長スピードもどんどん遅くなって行きますので、夏の芝刈りに比べて回数は少なくて済みます。高麗芝の場合は月に3回から4回を、寒地型西洋芝の場合は月に4回から5回を目安に芝刈りをすると良いでしょう。
芝生の水やり
芝生は水分が多すぎても、乾燥しすぎていても元気に成長しません。9月になると気温も低くなってきますので、芝生の状態を見て適時に水やりを行ってください。高麗芝の場合は週に1.2回ほど、日中の水やりでも大丈夫です。
西洋芝の場合は乾燥に弱いので、天気が良い日が続く場合は、芝生の乾燥に注意してください。水やりの目安は週に2回程度になります。西洋芝の場合は日中の水やりは避けて、午前中に水やりをするようにしましょう。
芝生の肥料・施肥
9月の高麗芝の肥料はリン酸とカリウムが多めの肥料を適量施肥します。カリウム成分は芝生の環境適応力アップ、擦り切れ、病害虫に対する適応力アップが望めます。
施肥をした後は必ず水やりをしてください。水やりをすることで、土に肥料が馴染む効果があります。
病害虫対策
9月は害虫の幼虫が発生する時期でもあります。幼虫が多い場合は、スミチオンを散布します。
高麗芝の場合は。葉に赤い斑点が付く「さび病」が発生しやすくなります。肥料のチッソ成分を控えて、グリーンダイセン水和剤を散布すると良いでしょう。西洋芝の場合は「ブラウンパッチ」が発生する場合があります。