基本は、芝生の生育時期に施肥をする。 芝生は、土の中の栄養分を根から吸収して成長します。自然に生えている野芝などは、天然の栄養分を摂取して成長しますが、庭に植えた芝生では、天然の栄養分が摂取しにくいため、定期的な施肥が必要で …
基本は、芝生の生育時期に施肥をする。
芝生は、土の中の栄養分を根から吸収して成長します。自然に生えている野芝などは、天然の栄養分を摂取して成長しますが、庭に植えた芝生では、天然の栄養分が摂取しにくいため、定期的な施肥が必要です。またより美しい緑の芝生の絨毯を作るためにも、芝生の肥料(施肥)は欠かせない手入れです。芝生の肥料やり(施肥)の時期や方法は、芝生の状態や育ち具合、季節によって変わってきます。
しかし基本は芝生の生育時期に施肥をすることです。十分に栄養を摂取した芝生は、密度が高い美しい芝生になり、雑草も生えにくくなります。芝生の肥料はホームセンターなどで売られている肥料でかまいません。肥料の種類や、成分をよく理解し定期的な施肥を心がけ、綺麗な芝生を育てましょう。
芝生の育て方三要素 – チッソ・リン酸・カリウムの栄養を与えることが育て方のポイント。
芝生を育てるのに必要な三要素には、チッソ・リン酸・カリウムがあります。そのほかにもカルシウムも必要です。配合され販売されている肥料にはこの三要素がN・P・Kと表記され配合率が書かれているので、確認してから購入しましょう。十分に栄養を摂取した芝生は、密生したきれいな芝生になります。
チッソ
【効果】チッソは芝生の葉や茎の成長を促進し、芝生を緑にする効果があります。与えすぎると芝生の成長によくありません。
リン酸
【効果】リン酸は、根の発育や枝分かれなど、芝生の育ちに大きく効果があります。また、乾燥や病害虫にたいする抵抗力を強くする働きがあります。
カリウム
【効果】カリウムは根の生長を促します。また、根や茎や葉を丈夫にし、環境への適応力向上、耐病性を強める効果があります。
施肥の時期 – 芝生の成長時期、4月から9月頃が効果的です。
芝生への施肥は3月頃からはじめます。とくに4月から8月ごろまでの芝生の生育時期に施肥をすると効果的です。
高麗芝などの日本芝の場合、3月4月では、チッソ成分が10%程度の化学肥料を1㎡あたり20g施肥します。チッソ成分が10%程度の化学肥料を1㎡あたり30g施肥します。以降はリン酸・カリウムが多めの肥料を1㎡あたり50g程度施肥します。
夏の暑い時期に施肥をする場合は、暑い日中を避け、涼しい朝か夕方に施肥をするようにしましょう。また粒状の肥料を蒔いた時は、あとから水やりをするようにしましょう。
主な肥料の種類 – 肥料には速効性肥料と緩効性肥料があります。
肥料は大きく分けて、速効性肥料と緩効性肥料があります。速効性肥料は施肥後効果が早めに現れますが、効果も短期間で無くなります。緩効性肥料は、じっくりと効果が出てきて長期間効果が持続します。用途に合わせて使い分けましょう。
芝生の肥料といっても様々な種類の肥料があります。芝生の肥料はホームセンターなどで売られていますが、必ずしも芝生用のhりょうで無くても、植物一般用の肥料でもかまいません。ここではその一部をご紹介します。
有機質肥料
【特徴】植物性や動物性の肥料で、油かすや骨粉、鶏糞などがの種類があります。 土壌の性質をよくする働きもあります。
【使い方】芝生を植えるときに、元肥として床土に使用します。
化成肥料
【特徴】化学的につくられた肥料です。様々な種類がありますが、チッソ・リン酸・カリウムが配合され粒状で速効性があります。
【使い方】春と秋に使用する。化成肥料を使い続けていると、「土地痩せ」になる可能性があるので注意。
液体肥料
【特徴】化成肥料を液体化したもので水で薄めて使います。液体なので効果も速くあらわれます。
【使い方】トラブルの時などに素早く回復させるために施肥します。