3月の芝生の手入れ – 高麗芝は徐々に成長を開始し新芽が出始める。

高麗芝は新芽が出始め、西洋芝は葉色が鮮やかになります。 高麗芝などの日本芝は、3月になって徐々に成長を開始し新芽が出始めます。高麗芝が成長し始める3月は、芝生を植えたり、芝生を補植したりするのに適した時期となります。 西洋芝(寒地 …

高麗芝は新芽が出始め、西洋芝は葉色が鮮やかになります。

高麗芝などの日本芝は、3月になって徐々に成長を開始し新芽が出始めます。高麗芝が成長し始める3月は、芝生を植えたり、芝生を補植したりするのに適した時期となります。

西洋芝(寒地型)の場合は、3月になると、葉が綺麗な緑色に変わり始め、成長が活発になります。西洋芝(寒地型)の生育適温が10℃から24℃なので、3月〜5月までの時期が西洋芝(寒地型)の一番育つ時期になります。

芝生を植える

高麗芝などの日本芝の場合は、3月から4月にかけてが、張り芝をするのに最も適した時期となります。高麗芝などの日本芝を植える場合は、張り芝という方法で芝生を植えるのが一般的です。冬の間に傷んでしまった芝生の補修をするのにも適した時期です。

3月は西洋芝の種まきには適していません。春に西洋芝(寒地型)の種をまく場合は、西洋芝(寒地型)の成長が活発になりだす4月になってからまくようにしましょう。

芝の植え方 »

芝刈り

高麗芝などの日本芝はこの時期はまだ葉が成長しないので、芝刈りの必要はありません。

西洋芝(寒地型)の場合は、月に2回程度を目安に芝刈りを行います。芝高25mm程度を目安に芝刈りを行います。日本芝と同様に一度に短く刈ってしまうと芝生の成長バランスが崩れてしますので注意しましょう。

芝の刈り方 »

芝生の水やり

高麗芝などの日本芝は、気温も低く芝生も乾燥しにくいので、3月は水やりの必要ないでしょう。

西洋芝(寒地型)の場合は、高麗芝などの日本芝に比べて乾燥に弱く、芝生が乾燥しないようにこまめに水やりを行います。西洋芝(寒地型)の中でも、バミューダグラスは乾燥に強いので、水やりはそれほど行いません。また、施肥を施した場合は十分な水やりが必要になります。

芝の水やりと方法 »

芝生の肥料・施肥

高麗芝などの日本芝の場合は、3月の前半から中頃までは、特に施肥の必要はありません。3月末から4月に、チッソ成分が10%程度の化学肥料を1㎡あたり 20gを施肥します。 この時期に張り芝をした場合は、窒素・リン酸・カリウムを含んだ有機質肥料を元肥として芝生を植える前に施しておきましょう。

西洋芝(寒地型)場合は、成長が活発になり始める時期になります。この時期の西洋芝(寒地型)が必要な肥料としては、チッソ成分が10%程度の化成肥料を 1㎡あたり20g必要です。日本芝と同様に、施肥の後には十分に水やりを行ってください。芝生には適切な養分が必要なので、適度な肥料を芝生に与えることでで密度が高く均一な芝生を作ることが出来ます。

芝の肥料 »

目土入れ

目土入れとは、芝葉が隠れない程度に薄く土をまくことをいいます。目土には排水性の良い洗い砂などを使用します。新芽出だすこの時期は、芝生の凸凹が分かりやすい時期なので、芝生が窪んでいる場所に目土入れをします。

この時期の目土入れは、土を多く入れすぎると芝生の成長に良くないので、薄く目土入れをするように心がけます。また目土入れは、芝生の発芽を促し密度の高い芝生を作る効果もありますので、芝生が凹んでいる部分の補修以外にもメリットがあります。

目土入れ »